72の法則
おはようございます。
関東地方は、昨夜からの雨が残った状態です。
天気が悪いと何をする気にもなりません・・・ここんとこ天気がいい日が少ないなぁ。
さてさて、今日はまた別のお話です。
「72の法則」
ってみなさんご存知ですか?
ズバリ、複利計算を簡単にする方法です。
複利とは何ぞや・・・?と思った方のために簡単に説明を。
複利について
100万円を年10%で運用すると、一年で110万円になります。
その翌年、110万円でまたまた年10%で運用すると、110×10%で11万円の運用益、さらにその翌年は、121万×10%・・・
と複利で運用すると単利より早く資産形成ができるというものです。
わたしの生活には関係なさそう・・・なんてとんでもありません!!
私たちの生活には複利がいっぱい転がってます。
それは、借金です。カードのリボ払いやら、住宅ローンやら。住宅ローンを利用している方は、変動利率が変わったり、決まった月になるとローン計算書なるものが自宅に送られてくると思うのですが、支払利息書いてありますよね。35年ローンとかすごい支払総額になります。
では、3500万のローンを1%で35年返済するとどうなるの??
3500万×1%=35万・・・これは単利の計算です。こんな簡単にいかないのがお金の世界。
ローン計算などは、資本回収係数を使って計算します。
もう計算しちゃいましたが、35年間×1,190,000=41,650,000円です。(ローン計算するサイトで答えが微妙に違うのですが、端数処理の方法がちがうんでしょうね。)
これが複利のこわい所でもあります。
でも、運用の目線だとすごい金額ですよね・・・。
35年貸したら利息で6,650,000円・・・ちょっと口の端が緩みました。
じゃあ72の法則って何??
ずばり、「資産を倍にするために何年かかるか計算する方法」です。
100万円を倍にしたいけど、貯金だと何年かかるの??
何パーセントで運用したら何年??
というときに使ってください。
72 ÷ 年利(%) = 2倍になるまでに必要な年数
という式を使います。
つまり、100万円を5年で倍にしたい方は、
72÷△△%=5という式をたてれば良いのです。
この答えは14.4%です。
ちなみに、「72」の部分を違う数字に置き換えたりすることで、3倍とかの計算もできちゃったりします。
この計算だと、14.4%になりましたね。でも、そんな高利回りの優良な投資ってあったかしら・・・? と思います。つまり、「資産を1年で倍にしましょう!」なんてキャッチコピーは相当胡散臭いということになりませんか?
世の中にはいろんな話が転がっています。
もう聞いているだけでよだれが・・・という、一見美味しそうな話なんてゴロゴロ。
でもちゃんと聞いていれば、そして計算すれば、「信用していい話」なのか「信用してはいけない話」なのかおのずと見えてくると思います。
お金の勉強は奥が深いです。でも、全部自分にかえってくる勉強でもあります。
このサイトで少しでも興味をもって下さると幸いです。