クレジットカードにひそむ罠②
彼女はこのあとどうなるのでしょう・・・
同僚から勧められたカードを作ったモノちゃん。
ストレスフリーを謳歌していました。
でも、そうは問屋がおろしません。
数か月たったある日、カード会社から電話がかかってきます。
「岡井様、今月のご利用の引き落としが残高不足によりまだなのですが・・・」
どうやら銀行の預金残高が足りなかったみたいです。
困りました・・・。
仕事も手につかず、デスクで書類を眺めていると、例の同僚が声をかけてきました。
「モノちゃんどーしたの?」
モノちゃんは同僚に、今の電話について相談しました。
すると、同僚は「なんだ、そんなこと?」と言わんばかりのしたり顔。
「モノちゃんさー、支払いはリボルビング払いにしとけばいいんだよ。とりあえず引き落としに足りない額はキャッシングしとけば良いんだよ」
またまた目からうろこが。いったい何枚うろこがはがれたことでしょう。
助かった~!とばかりに同僚が教えてくれた通りにしました。
もうこれで私に怖いものなんてないわ!!!
モノちゃんが地獄におちた瞬間でした・・・。
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さて、ここまで読んだ皆さんに質問です。
①自分の持っているカード、リボルビング払いの利息は何パーセントですか?
②カードの引き落とし日を知っていますか?
③法定金利はいくらか知っていますか?
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この3つにこたえられた方は、絶対大丈夫です。
・・・なんて言いませんよ(笑)
この3つを知っていながらも借金地獄に陥った人間を知っているからです。
同様におまとめローンで乗り切るという発想や、オーバーローンを組むという発想もNGです。
収入が減って仕方なく、という方も、ボーナスが0円で、という方も。
支払いは、今自分の持っているものだけで済ますクセをつけてください。
カードが何枚あるかわからないとか、言語道断です。
何枚あるかわからないくらい持っている、という方は、大抵お店のカードをすすめられて作っていると思います。
「カードを持っているといつでも5%OFF」
「ポイントが永久不滅」
「カード会員様だけのご優待」
もちろん、会員になるとメリットはたくさんあります。それだけ、どの会社もカード会員になってもらいたいのですから、言葉巧みにカードをすすめてきます。
でも、自分が本当に必要なカード以外は断捨離してください。
ちなみに、持っていたほうがいいカードとかっていうのは言いません。
私はカード会社の手先ではありませんから。
カードの支払いで苦しんだことはない、という方でも、利息について覚えておくといろいろ便利です。数字に強いにこしたことはありません。
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上の答えは
①、②はカード会社によって違います、が、③のルールの上限いっぱいに設定されていることがほとんどです。
③は、貸金業法で、借り入れが10万円未満の場合は20%、10万円から100万円未満は18%、100万円を超える場合は15%を超えて、利率を設定してはいけないと定められています。